出雲大社〜神々の伝説

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出雲大社 〜神々の伝説〜

出雲大社や、出雲大社ゆかりの神様・人物についてを紹介いたします
神々の故郷『出雲大社』の神秘を御堪能下さい。

出雲大社 大国主命 野見宿禰

出雲大社(いずもたいしゃ)
出雲大社古代神殿について
出雲大社本殿は国宝に指定されており、現在の高さ24mですが、その昔は高さ48mもあり、平安時代の元禄元年(970)の『口遊(くちづさみ)』において「雲太(うんた)・和ニ(わに)・京三(きょうさん)」と謡われ、一番大きいのが出雲大社、2番目が奈良の東大寺大仏殿、3番目が京の大極殿であったと言われています。

今一つ、壮大な神殿を伝える物に出雲国造家に伝わる「金輪御造営差図(かなわぞうえいさしず)があります。これは、古代の神殿を描いた物と伝えられ、神殿の一辺は4丈(約12メートル)の平面正方形をし、各柱は3本の柱を鉄の輪で束ねて一本としています。そして正面の階段の長さは1町(約109メートル)と記されています。これは、これまで、単なる想像・理想上の伝承図とされてきました。

しかし、平成11年9月から実施された発掘調査において、大社造りの9本柱のうち、神殿で最も重要な心の御柱(しんのみはしら)、御本殿の棟を支えた宇豆柱(うづばしら)、さらに側柱の3ヶ所の巨大な御柱が発見されました。これは3本のの巨木を一本に束ねたものと推定され、大量の根固め、裏込めの石によって固められています。

今日まで言い伝えられてきた「金輪御造営差図」の図面通り、境内から3本を束ねて1本の巨柱とした御柱が発見された事で、出雲大社の巨大神殿説が実証されたのです。
出雲大社大注連縄について
出雲大社神楽殿には、日本一の大きさを誇る大注連縄(おおしめなわ)があり、その長さはなんと13メートル、重量5トンもあるのです。他の神社とは違い左綯いとなっています。この注連縄には、清浄・神聖な場所を区画するためになされているそうです。これが神社などに掲げられる意義だそうです。
神在月について
陰暦の十月のことを神無月といいます。これは全国の神々が出雲の国に集まられ、神々が留守になられるからです。反対に出雲では、神々がお集まりになられるので「神在月(または神有月)」といいます。平成16年は11月12日が陰暦の10月1日に相当しますので、出雲大社では、11月21日(陰暦10月10日)に神迎祭をお仕えし、翌日より7日間、神在祭をお仕えします。

なぜ出雲に、なんのためにお集まりになるのでしょうか。
『日本書紀』に大国主命が天照大神に「国譲り」をなさった時、「私の治めていますこの現世(うつしよ)の政事(まつりごと)は、皇孫(すめみま)あなたがお治めください。これからは、私は隠退して幽(かく)れたる神事を治めましょう」と申された記録があります。この「幽れたる神事」とは、目には見えない縁(えん)を結ぶことであり、それを治めるということはその「幽れたる神事」について全国から神々をお迎えし、会議をなさるのだという信仰が生まれたと考えられます。

大国主命(おおくにぬしのみこと)
出雲大社の御祭神「大国主命」は、「古事記」や「日本書紀」に登場するほか、日本各地にさまざまな神話を残しています。
また少彦名神(すくなひこなのかみ)と全国を巡り、国土の修理や保護、農業技術の指導、温泉開発や病気治療、医薬の普及、禁厭の法を制定、といった数々の業績を残した偉大な神で、国造りの神とも言われています。

全国でも有名な神話『因幡の白兎』では、兎がサメに皮を剥ぎ取られて苦しんでいるところを、通りかかった大国主命によって直す方法を教えてもらい、助けられました。

また、七福神に登場してくる「だいこく様」は、インドの大黒天に日本の大国主命の信仰が合体した神様なのです。この神は、両方の要素を引き継いでおり、古事記に見られる袋をかついだ大国様の要素とシヴァ神に見られる性の要素を持った豊饒の神・農耕神と考えられています。
打ち出の小槌(うちでのこづち)を持って、大きな袋を持ち、俵の上に鎮座しておられるだいこく様が有名です。

また、大国主命には多くの違う呼び名があり、「古事記」によると、大国主命の別の名は「大穴牟遅神(おおなむちのかみ)」「葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)」「八千矛神(やちほこのかみ)」「宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)」など5つの名前があります。「日本書紀」には、更に「大物主神(おおものぬしのかみ)」「大国玉神(おおくにたまのかみ)」を加えた7つの名があります。
一つ一つのお名前にそれぞれ神格があったと考えられており、その事から大国主命は、縁結びの神様、商売繁盛・五穀豊穣の神様や幸福・平和の神様など、様々な形であつく信仰されています

今日では、大国主命(だいこく様)は、少彦名神と全国を巡った事もあり、全国各地でお祀りされ、たくさんの方より親しまれています。
だいこく様

野見宿禰(のみのすくね)
 その昔、北葛城郡の当麻(奈良県)に大変力の優れた「当麻蹴速(たいまのけはや)」という人がいました。角を裂いてしまうほどの強力、曲がったカギをまっすぐにのばすことは簡単に、その上、足で人を蹴り倒す事については日本一。

 「自分より強いものはいない!いるのだったら力くらべをしてみたい」と豪語していた当麻蹴速に対して、それを聞いたときの天皇『垂仁天皇』が、力の強いものを探し、力を競わせたのが、出雲の国の野見宿禰です。

 垂仁天皇の命を受け、当麻蹴速と相撲をとって力を競った野見宿禰は、当麻蹴速を見事蹴り倒し、勝ち名乗りを挙げました。この戦いが、日本最古の相撲だと言われています。(今日の相撲とは違い、この頃の相撲は、蹴り合いだったようです。今で言う「キックボクシング」みたいですね。)

 この事から、野見宿禰は、相撲の元祖と呼ばれ、今日まで語り継がれています。

 その後、当麻蹴速に勝った野見宿禰は、蹴速の土地を授かり、そのまま天皇に御遣えするようになりました。

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